「めまい」と一口に言いますが、一度でも経験したことのある人は、世の中に相当数いると思います。
例えば私の場合、遊んでばかりいた20代の頃、夜な夜な酒を飲みに行って連日二日酔い、なんてことが日常茶飯事でした。
ムカムカしながら目を覚ますと、天井がぐるぐる回ってるわけです。
余談ですが、今の若者って、あまりお酒を飲みませんよね?え?そう思うのって私だけ?
飲み会だ、って言って集合しても、「俺、カシオレ~」とか「わたし、カルアミルク~」とか、私からすれば、お前ら一体何しに来てるんだ?と思っちゃうわけですよ。とりあえずはビールだろ、と。
さらに話が脱線しますと、20代から30代の頃の私の職場環境がよろしくなくてですね。会社の周りが、お酒を提供する飲食店だらけだったんです。
当時独身だったこともあり、残業をなんとも思わず、仕事終わりに「一杯やってく?」ってことが普通だったんですね。もう、予め予定して、なんてことの方が珍しいくらい。
忘年会シーズンなんか、二週間ぶっ続けで忘年会なんてこともあり、当時の私の肝臓は強かったんだなぁ、などと思ったり。今じゃおばちゃん、ちょっと飲んだだけで眠くなっちゃいますからね。
そんな、原因がはっきり分かるめまいと違って、メニエールのめまいっていきなり来るんですよね。なんの前触れもなく。
発症当時は「いつめまいが起きるか」という不安と常に戦っていました。実はこれが、逆にめまいを引き起こす原因だとも知らずに。
メニエールの原因は「ストレス」だと言われています。不安イコールストレスなのに、そのループからなかなか抜け出せない。当たり前ですよね。だって、一度めまいが起きたら何もできなくなりますから。
ですから、「いつめまいが起きるか」よりも「めまいが起きたらどうするべきか」という対処法を身につける必要があるわけです。
めまいは本当に勘弁して欲しい症状ですが、「めまいが起きたらどうするべきか」を知っているのと知らないのとでは、安心感がまるで違います。
今でもたまにめまいを感じることはありますが、「だったらこうすればいい」「それでダメなら寝るしかないな」と思えるほど余裕が出来ました。
一生付き合っていく覚悟の私から言わせてもらえば、皆さんにも、きっとそんな日が来ます。まあ、完治するに越したことはないんですけどね。完治した人は、本当にラッキーです。
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